【産業廃棄物収集運搬業】スーパーエコタウン見学会に行ってきました

こんにちは。
さいたま市中央区のU&I行政書士事務所(浦和支部)です。

最近は産廃収集運搬業の許可申請について問い合わせをいただくことが増えており、廃棄物処理の理解をより一層深めるため東京商工会議所 荒川支部様 主催のスーパーエコタウンの施設見学会に参加してきました。以下はスーパーエコタウン事業について、東京都環境局のホームページからの引用です。

“東京都は、首都圏における廃棄物問題の解決と環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を目的に、国の都市再生プロジェクトの一環として、「スーパーエコタウン事業」を推進してきました。

この事業は、臨海部の都有地に廃棄物・リサイクル施設を整備するもので、平成29年6月に全ての施設整備が完了し、都では最先端の環境技術を取り入れた廃棄物処理及び再資源化について理解を深めるとともに、情報を広く発信するため、スーパーエコタウン施設の見学会を開催しています。”

スーパーエコタウンには様々なリサイクル施設がありますが、今回、見学をさせていただいたのは下記の2施設です。

●株式会社アルフォ様(食品廃棄物飼料化・バイオガス発電施設)
●中間貯蔵・環境安全事業株式会社様(PCB廃棄物処理施設)

株式会社アルフォ様は、ホテルやレストランなどから排出される事業系一般廃棄物(生ごみ)や食品工場などから出る産業廃棄物(動植物性残さ)などを受け入れ、乾燥処理することで養鶏・養豚用の配合飼料の原料を製造しています。

この施設の大きな特徴は、乾燥工程を効率化するため、廃棄物の固液分離を行い、分離した液体でメタン発酵による発電設備を併設していることで、配合飼料原料だけではなくエネルギーとしてもリサイクルしていることです。

次に、中間貯蔵・環境安全事業株式会社様は一都三県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の区域内にあるPCB廃棄物(高圧トランス・高圧コンデンサ等)を受け入れ、化学処理により無害化するための施設です。

PCBとはポリ塩化ビフェニルの略称で、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体など主に建設現場で様々な用途として利用されていましたが、人体に有毒であるとして、事業者の保管・廃棄が課題となっていますが、こちらの施設では高濃度のPCBを水熱酸化分解法で処理をしています。

事業活動により発生した産業廃棄物やそれ以外の一般廃棄物も分ければ資源となり、混ぜればただのごみとなります。今回の見学会を通じて環境問題は他人ごとではなく身近な問題として、まずは一人一人ができることから始めていくことが大切だと感じました。

見学会の後には懇親会もあり、参加された方々と楽しく交流することができました。一緒に参加した皆様どうもありがとうございました!